ブロンプトンを購入してみませんか?(後編)

BROMPTON
BROMPTON

後編です。
前編はこちら

ブロンプトン(BROMPTON)を購入したい方は、いろんな方に相談してみたり、internetで調べたりしているかと思いますし、何より、すでに欲しい車両が決まっているのではないかと推察しています。
まあ、そのような方は、チェックリストのようにさらりと見てもらえればと思います。

このページでは、迷えるBROMPTON選びについて主観を交えて話そうかと思います。
しかしながら、この記事を書いている 2023年秋以降、新たなリリースがありまして…

・2024年ブロンプトンの案内(新カラー,新価格)
・秋のブロンプトン プレゼントキャンペーン第1弾,第2弾(Autumn Campaign Vol.1,2)
・アーカイブエディション2.0の販売(Arcive Colour:Hot Pink)
・2024年 C Lineシーズナルカラー Pop Lilacの投入
・限定 Brompton Cherry Blossom Special Editionの投入
・12速仕様車 BROMPTON T Line / P Line Explore (12 Speed)の投入
・makers series Brompton x Bremont x Cheaney Special Edition の投入
・限定 BROMPTON Paris Edition の投入
・20inch ホイール G Line の投入(噂ですが…)

などなど…初めて買う方はどんなBROMPTONがいいか目移りしますよね?

私的には以下のポイントで選んでみては? と思います。
この記事を読み進めることで、BROMPTON購入に向けた仕様の優先順位がつけられると思います

1.購入方法

ブロンプトンの購入ですが、おすすめはBrompton Retailer(販売代理店)での購入となります。
Brompton Retailerは過去にはPREMIER BROMPTON SHOPと呼ばれており、2023年9月からGold,Silver,Bronzeに分類されています。

Goldランクはブロンプトンの優先的な在庫と納品、キャンペーンが行われております。近隣の店舗検索はこちら
また、店舗によっては、ブロンプトンのバックのプレゼントなど独自キャンペーンを行っているお店もあります。

その他の入手方法にメルカリやヤフオクなどで手に入れることは可能ですが、以下の観点からおすすめしません。
・経年劣化や不良カスタム化、メンテナンスがされていないなど性能・機能に問題がある可能性がある
・盗難車の可能性がある
・BROMPTON社、販売代理店のサポートが受けられない可能性が高い

国内のブロンプトンに関しては、店頭手渡しが原則になっています。
(現在、緩和されたかもしれませんが…)

ブロンプトンは長持ちする自転車でありますが、長く使うモノはメンテナンスが必須です。
BROMPTON社はフレーム部7年の保証はしてくれてますが、消耗品部分は入っていません。
消耗品部分は特殊工具が必要となる部分もあるので、ショップへの依頼が必須となります。

簡易点検レベルであれば、購入したお店でしてくれることも無料で実施してくれたりしますので、ぜひ活用するのがよいでしょう。
(無料で実施してくれなくとも、相談に乗ってくれたりはするかと思います)

2.カラー

ブロンプトンについて、気になるのはカラーチョイスだと思います。
カラーの原則、最近の傾向は以下の通りです。

・カラーが適用される主な部分はスチール素材部分となる。
 スチールフレームはC Lineおよび、P Lineに採用されている。
・C Lineのカラーはフレーム/ステム/フロントフォーク/リアフレームに塗装される。
 P Lineはフレーム/ステムのみ。T Lineは無塗装(チタン地)となる。
 P Lineのフロントフォーク/リアフレームはチタン部品。ブラック塗装もしくはチタン地となる。
毎年、秋に翌年主力カラーの発売予告される。カラーは毎年、追加/廃止される。
・2024年のC Lineカラーは以下の通り。
 C Line Explore(6速モデル)
  Ocean Blue,Yuzu Lime,Dune Sand,Black,Matcha Green,Racing Green,Bumblebee Yellow
 C Line Explore(2速モデル)
  Ocean Blue,Yuzu Lime,Dune Sands,Black,Matcha Green,Racing Green
 上記カラー以外にラッカー系カラーがある。
  Black Lacquer(6速モデルのみ),Flame Lacquer
・2024年の P Lineカラーは以下の通り
  Lunar Ice,Bronze Sky,Bolt Blue Lacquer,Flame Lacquer,Midnight Black Metallic,Emerald Lacquer
(Emerald Lacquerは2023年販売で現在は在庫のみ)
現在は、ハンドルやシートポスト、クランクなどのパーツはシルバーからブラックとなっている。
定期的にシーズナルカラー、リミテッド(限定)カラーまたはリミテッド車両が追加される。
 P Line Emerald Lacquer,Brompton x Bear Grylls C Line Explore,C Line Explore – Archive
 Brompton Cherry Blossom Special Edition,Brompton x Bremont x Cheaney Special Editionなどは限定車扱い。

上記にずらずらと書きましたが、多種にわたるカラーリング(+仕様)があることが解って頂ければと思います。

おすすめは、後述の仕様にも関連しますが、P Lineから好きなカラーを選ぶのがよいと思います。
(C Lineは3速以上の拡張性を捨てるのであれば、選択肢に入れてもよいと考えます)


自分好みに調色したカスタムカラーを施す事は可能と思われますが、相当な資金が必要となります。
部品のバラし、塗装(塗装剥離含む)、組み立て工賃(擦り合わせなど含む)がかかりますし、対応してくれるお店も少ないでしょう。(費用は BROMPTON 1台分ぐらいになるとか!?)

また、その年にしか用意しないシーズナルカラーや年ごとにカラー見直し(廃盤/追加/復活)もあるため、
カラーを優先して購入する方は、欲しいカラーがあるうちにそのモデルを購入することをお勧めします。


余談を3つほど。
フロントフォークとリアフレームはチタン仕様がありますが、基本無塗装(チタン地。旧スーパーライトモデル)です。最近は塗装技術が進んだのか、P Lineはブラック塗装されてます。

クロモリフレームに塗装されたグリーン系のカラーは、レーシンググリーン,Bear Grylls,Emerald Lacquer,抹茶グリーン,BROMPTON Explore Edition,ライムグリーン,BROMPTON×BARBOUR Limited Edition(Ver.1),BROOKS&BROMPTON Limited Edition 150th Model,ターキッシュグリーン,セージグリーンと…知っている範囲で、グリーン系だけでもこれだけ存在しており、それぞれ色合いが違うため、現物を見て確保されるのがよいと思います。

2020年頃まではフレーム/ステム/リアフレームに関して、カラーチョイスができる B-Spokeなるサービスがありましたが、自社で塗装工程をする?ようになってからは、休止となったようです。
(フレーム/ステム/リアフレーム全て、違う色をチョイスできました)

3.仕様

BROMPTONの仕様はたくさんありますね?
カラーを除けば、主にフレーム仕様(クロモリ/チタン),変速機仕様,ハンドル(T/M/S/Pハンドル),キャリア付,限定仕様(サドルやバッグなどの限定パーツ付)などなど、価格を無視するのであれば、選択肢が大変多いです。

仕様の説明はここではあまり記載しないことにします。
なぜなら、
変速機(純正の2速,3速,4速,6速,12速など)に関しては、資金さえあれば調整できます。
カスタマイズの入り口となる、グリップやサドル、ハンドルバーに関しても資金さえあれば、調整可能です。
(純正Pハンドルはもう入手が困難ですが…)
などなど。

大抵の部品仕様はカスタム(部品交換)により変更できるためです。逆を言えばフレーム以外は好みに換えられることになります。そのため、部品交換に向かないフレームを中心に初めてのモデルはどれがいいかを考えました。

・P Lineのフレームは4速以上組み込める認識。(純正品を除けば7速や純正品組み合わせで12速など)
・C Lineのフレームに3速以上組み込めるかは個体差による。せいぜい外装4速ぐらいまでしか組み込めない。
・6速の一番重いギヤ/軽いギアは使いどころが少ない、ギヤのアップダウン操作が煩雑。
・純正内装3速は重い感がでる。

そのため、確固たる想いや条件がなければ、外装モデルである C Line2速かP Line 4速がよいと考えます。
(T Lineや限定モデルを選ぶ人、ステムの長さを気にする人は、こんなところを通り過ぎてるかと思っています)

こちらも余談ですが。
2024年8月にT Lineのリコールの案内が出ました。これを踏まえると安全性では歴史あるC Lineが一歩抜きんでるかと思います。
とは言え、リコールにより不具合が解消されますので、発表があったことを良しとするのがよいでしょう。

BROMPTONはイージーにマイペースで乗るのがよいと思いますので、Brompton Retailerにて試乗して気持ちがいい仕様を探られることをおすすめします。

4.価格

はい。
価格はどんどん値上がり、車両はどんどん品薄になっています。
(日本には限定モデルが比較的容易に入手しやすいのか、円安の影響で海外の方がよく買われるそうです)

P LineやT Lineも投入され、今後、価格が据え置きになることがあっても、下がることもないと考えます。
投資価値があると市場的に判断されているかもしれませんが、限定モデルはすぐに完売したりします。
また、カラーも廃盤があります。
ですので、気になったBROMPTONをすぐに買えるよう、資金を準備しましょう。

カラーや仕様にこだわりが少ない方は、少し前のモデル(最近ではシルバーパーツのモデル)が安く手に入る場合もありますので、お店に行き検討してみるのもよいですね。

資金には、ライトやカギ、ヘルメットや保険なども前編で記載した内容も視野に入れてくださいね。

5.まとめ

以下が購入に関するまとめとなります。
(1) 試乗して、仕様や乗り心地を確認。Brompton Retailer店頭での購入を検討
(2) 仕様の優先順位を決める
 (カラーなのか/限定モデルなのか/T Lineなどのハイエンドがいいのか)
 おすすめは愛着が湧くような好きなカラーを優先に選ぶ事をおすすめします。
(3) 資金の準備をする
 (車両以外にライト、カギやヘルメット、保険なども忘れずに)